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【簡単わかりやすい】テニスのルール【初心者に最適なイラストつき】

こんな人向けの記事です

・テニスの基本ルールが知りたい!
・簡単に教えてほしい!
・すこし難しいルールも教えてほしい!

ぐっど
ぐっど

こんちには!ぐっど(@good__tennis)です!

『ぐっど』とは何者?

①はじめての教え子はプロ選手に。
②プロ選手の復調を複数人指導した経験あり、得意。
③本戦選手を多数育成。
④小学高学年から、コーチングをする。
⑤選手のメンタル強化も得意。
⑥公立の外部コーチの経験あり。
⑦プロ選手専属のストリンガーの経験あり。

今回は、『テニスのルール』についてです!

テニスって、ルールがすこし分かりづらいですよね。
でも大丈夫です!実はものすごく単純明快なスポーツなんです!


さっそく目次を見ていきましょう!

基本知識「ラリー」と「テニスコート」

ぐっど
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まずは、「テニスの基本、ラリーとテニスコート」から、みていきましょう!

テニスは、ネットを挟んで相手とボールの打ち合い(ラリー)をするスポーツ。


打ち合いをしてるときに、あなたの打ったボールが、あなたのコート内に返ってこなければ、あなたの得点(ポイント)となる、という単純明快なスポーツです。


「相手のコート内に打つ」「あなたのコート内に打たれる」という打ち合い(ラリー)の中に、無限のおもしろさがあります。


「相手のコート内に打ち返す」ことを「ラリー」といいます。
まずは、これだけ覚えておいてくださいね!


テニスの基本ルールは、ラリーをすること
この「ラリーのルール」を、これから一緒にみていくとしましょう!




ポイント:
テニスコートの「あなた側のコート」と「相手側のコート」を説明しますね!

上の画像がコートの形(青い部分)とライン(白い線部分)になります。長方形です。
中央の黒い部分は「ネット」で、ネットを挟んで打ち合い(ラリー)します。

立体で見たときのテニスコート。

上の画像の黄色い枠線内が、「ダブルス」という2人対2人でテニスするときに使うコート。
赤の枠線内が、「シングルス」という1人対1人でテニスをするときに使うコート。

左の黄色側が「あなたのコート内」右の赤色側が「相手のコート内」。
右側と左側は、試合の途中で交互に入れ替わりますので、便宜上右側と左側にしただけです。

ぐっど
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まずは、「ラリー」と「テニスコート」を覚えたらOKです!

打ち合いのルール【ラリー】

ぐっど
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次は、「ラリーのルール」をみていきましょう!

ノーバウンドまたはワンバウンドで打つ

相手が打ってきたボールは、ノーバウンド(あなたのコート内に一回も着いていないボール)で打つ、またはワンバウンド(あなたのコート内に一回だけ着いたボール)で打ちます。

上の画像は、ワンバウンドした状態。

あなたのコート内でワンバウンドしたボールが、ツーバウンド(2回ボールが着いた状態)すると、相手にポイントが入るというルールがあります。

上の画像は、ツーバウントさせてしまった状態。
相手のポイントになる。


ネットよりあなた側で、ボールをツーバウンドさせてしまったら相手にポイントがはいるというのが、ラリーの基本ルールです。
つまり、ツーバウンド目までに、相手コート内にボールを打ち返すこと。

ぐっど
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テニスは、相手のコート内に、相手よりも多く打ち返せたら、負けないスポーツです。
ここにテニスの奥深い楽しみ方があります!

相手のポイントとなる場合

では、ツーバウンドさせてしまった以外で。相手にポイントを取られてしまう場合をみていきましょう。つまり、そのラリーの負ける場合ですね!


①あなたが打ったボールが、相手のコート外でワンバウンドした場合

②あなたが打ったボールが、ネットを越えなかった場合

③相手からのボールを空振りしてしまった場合

④ラリー中に「ネット」に体やラケットが触れてしまった場合

ぐっど
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これらは代表的な相手にポイントを取られる場合ですね!

どこまでコート内?どこからコート外?

どこまでがコート内で、どこからコート外かをみていきましょう!


コートにはライン(線)があります。
このラインの上はコート内になり、ほんの少しでもラインに乗っていたらコート内で「イン」になります。


逆にラインに乗らなかった場合は、コート外で「アウト」といいます。

上の画像では、「イン(コート内)」のボールは、ほんの少しラインに乗っていますね!

ぐっど
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乗ってるか乗ってないか微妙なとき、分からないときは、「イン」とするのがマナーとなっていいます!

試合開始のルール【サーブとリターン】

ぐっど
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次は、サーブとリターン(レシーブ)みていきましょう!

サーブからポイント開始

テニスの試合は、サーブというものからはじまります。
サーブは、はじめに打つボールのこと。


サーブを打ち返すことを、「リターン」や「レシーブ」といいます。
硬式テニスでは、「リターン」ということが多いですね。
軟式テニスでは、「レシーブ」ということが多いです。


テニスの試合では、ひとつのポイントが、サーブ ➔ リターン から、ラリーになります。


このひとつのポイントが積み重なって、1ゲームとなります。
1ポイント、1ゲームなどの点数の数え方は、のちほど解説しますね!

ぐっど
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試合でラリーを開始するには、「サーブ」を打って、「リターン」してからラリーがはじまります!

サーブのルール

サーブのルールを箇条書きにしますね!


①コートの後ろにあるライン(ベースライン)の外(後ろ)から打つ。

②相手コートの決められたエリア(サービスエリア)にノーバウンドで打つ。

③サーブで打ったボールが、ネットに触れてからサービスエリアに入ると打ち直し。(レット)

④2回、サービスエリアに打てなかったら、相手のポイントになる。(ダブルフォルト)

⑤サーブを打つとき、コート内に入らずに打つ。(打ったあとならOK)

⑥対角線上に打つ。




言葉ではわかいづらいですね!下の画像で確認してみましょう!

①・②・⑥の説明を上の画像にしました。

ぐっど
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サーブは、練習しながら徐々に理解していってくださいね!

ちなみに、テニスを上手くなるコツは、好きなプロ選手や上手い人を「よく観ること」です。
この「よく観る」だけで、かなりのところまで、上手くなれます!

リターンのルール

次は、リターンです。
リターンとは、「打ってきたサーブを、返すこと」。


どんなルールがあるのか、箇条書きにしますね!


①サーブしてきたボールをワンバウンドさせてから打つ。

②相手のコート内のどこに返しても良い。

③サーブを打つ瞬間に声を出したりして、邪魔をしてはいけない。


リターン側のルールは、難しくないですね!
テニスの通常のルール内です。

ぐっど
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サーブを打つ人(サーバー)にくらべると、ルールは多くないですね!
特にワンバウンドで打つことだけ、覚えておくと良いです!

点数の数え方

ぐっど
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テニスの点数の数え方は、ちょっと特殊。

15、30…の次が「40」。
これに「ん!!?」と思わなかった人類はいないとか…笑

テニスの点数の数え方を理解するためのコツです。
テニスの点数は、単位が「3つ」あることを意識しましょう!


「ポイント」が増えると「ゲーム」になり、「ゲーム」が増えると「セット」になります。
ポイント ➔ ゲーム ➔ セット となります。


これを意識しながら、「ポイント」「ゲーム」「セット」の説明を読むとすぐに理解できます!

ポイント

テニスでは、最小単位の点数のことを「ポイント」といいます。


ポイントは、
・0ポイント ➔ 「0(ラブ)」
・1ポイント目 ➔ 「15(フィフティー)」
・2ポイント目 ➔ 「30(サーティー)」
・3ポイント目 ➔ 「40(フォーティー)」
・4ポイント目 ➔ 「ゲーム」
と、いいます。


3ポイント目は、「45」かと思わせておいて、「40(フォーティー)」です!笑


これには理由があって、「45(フォーティーファイブ)」と言葉にすると長いので、簡単にいえるように、「40(フォーティー)」にしたというものです!笑
ウソのような話ですね!



試合の時の、数え方もみていきましょう!

ルールとしては、「サーブを打つ人の点数を先にいう」。
これだけ意識して、みてくださいね!

上の画像は、ポイントの数え方を図にしてみました。



特殊なルールとして、40-40(デュース)になると、「2ポイントを連取」しないとゲームが取れません。

デュースになった場合、1ポイント目を取った側を「アドバンテージ」といい、サーバーがアドバンテージを取った場合の呼び方は、「アドバンテージ・サーバー」。
リターン側がアドバンテージになれば、「アドバンテージ・レシーバー」と呼びます。

ぐっど
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ポイントを数える人は、プロの大会では主審(チェア・アンパイア)がカウントをコールしますが、一般の試合では、サーブを打つ人(サーバー)が、サーブを打つ前にいう(コール)します。

ゲーム

次の単位は、「ゲーム」です。


ゲームはポイントを4ポイント取ると、「1ゲームを取った」ことになります。
つまり4ポイントで1ゲームです。


あなたか相手が1ゲームを取ると、また新たにポイント0−0から始めます。
また4ポイントを取ると、2ゲーム目が終わるというように試合を進めるわけです。


ゲームカウントが1−0の場合は、「ワン・ラブ」や「ワン トゥ ラブ」といいます。
日本では、単に「イチゼロ」という人もいます。


コールするときは、審判がいない場合、つまりセルフジャッジの場合は、サーバー側のゲームカウントからいいます。


コールするタイミングは、サーバーがサーブを最初に打つ時、つまりポイントが0−0の時にポイントをコールする代わりにゲームカウントをいいます。


審判がいる場合は、ゲームが終了するたびにコールしてくれますので、気にしなくて大丈夫です。


ゲームカウントが1−0の場合は、「ワン・ラブ」や「ワン トゥ ラブ」といいます。
日本では、単に「イチゼロ」という人もいます。


ぐっど
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ポイントを取っていくと、ゲームが取れると覚えてね!

セット

ゲームの次の単位は、「セット」です。
6ゲーム取ると、1セットとなります。


つまりゲームを6回取ると、セットを1つ取れる。


このセットを取るときも、ポイントと同じように2ゲーム差をつけないといけません。
ポイントの場合は、2ポイント差でしたね!デュース ➔ アドバンテージ ➔ ゲームでした。


セットの場合、ゲームカウントが2ゲーム差をつけられず、6−6になった場合は、通常タイブレークという特別なルールの試合になります。


2ゲーム差をつけて6ゲーム取った場合は、1セットを取ったことになります。
セットは、テニスの点数の最大の単位ですので、このセットを取るためにポイントを重ね、ゲームを取っていくわけです。


タイブレークのもっと詳しく知りたい方はこちらからどうぞ!

ぐっど
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セットは、テニスの最大の単位と覚えてくださいね!

勝敗の決まり方

プロの大きな大会では、5セットマッチというルールで行ないます。
5セットマッチでは、先に3セットを取った方が勝ちです。


プロの大会では、通常は3セットマッチです。
つまり、2セット取った方が勝ちになります。


一般の人が参加する大会では、通常1セットマッチです。
つまり、1セット = 6ゲームを取った選手の勝ちになります。


長い試合のように思われるかも知れませんが、早い試合では10分ほどで終わります。
しかし、選手同士の実力が同じですと、1セットマッチが1時間にもおよぶときがあります。

ぐっど
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5セットマッチになると、約3時間かかります!

【特殊なゲーム】8ゲーム(エイトゲームス)

ジュニアや大人の特殊な大会では、8ゲーム(エイトゲーム・エイトゲームス)という試合があります。
8ゲームズプロセットなどといわれたりします。


2ゲーム差をつけて、8ゲームを取った選手の勝ちです。
7−7でタイブレークとなります。


1セットマッチでは時間が短い、3セットマッチでは時間がかかるという場合にされることが多いです。


プロ選手から言わせると、3セットマッチでも短いといいます。
相手選手を観て、自分の調子を観て、どう戦うかを考え、試合中に再度戦略を練り直すには、3セットマッチではできないようです。

ぐっど
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5セットマッチのような体力と時間のかかる試合は、一般人にはできませんね…。

テニスの特殊なルール集

ぐっど
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最後に、特殊なルール集です!
少し変わったルールを集めてみました!

レット

やり直しを意味する「レット」。
試合を中断するときなどに使われます。


たとえば、ラリー中に他のコートからボールが入ってきたとき、レットとなりポイントのやり直しとなります。


他にも、サーブがネットに当たってから、サービスエリアに入った場合もレットとなり、サーブのやり直しになります。サーブ一本目でレットなった場合、また一本目からとなります。

タッチネット

ラリー中に、ネットに触れてしまった場合、「タッチネット」となり、相手のポイントになります。


タッチネットとなるタイミングは、「ラリー中」で、ポイントが確定していないときに、ネットにふれることです。
つまり、ポイントが確定してからネットに触れても、タッチネットにはなりません。


よくあるのは、勢いよく走って、ネット近くのボールを返そうとしたときに、勢いが止められなくてネットに触れてしまうケースです。

ぐっど
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一生懸命している証拠ですね!
でも怪我には十分注意してくださいね!

オーバーネット

ラリー中に、ラケットがネットを相手側に越えて打つことで、相手のポイントになります。
このオーバーネットには、ラケットがネットを越えても良い場合があります。


相手の打ったボールが、あなたのコートにバウンドしていないときに、ラケットがネットを越えて打つと、オーバーネットとなります。


つまり、あなたのコートに一回バウンドしたならば、ラケットがネットを越えて打っても良いです。


よくあるのは、一度コートに着いたボールが、バックスピンや風によって相手コートに戻っていった場合。この場合は、ラケットがネットを越えて打っても良いことになっています。

ぐっど
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試合中のとっさのとき、迷いますよね!

タイブレーク

テニスには、2点差をあけないといけないというルールがあります。
これはポイント・ゲームカウントで適用されるものです。


この2点差を付けられない場合、永遠にゲームが終わらないことになってしまいます。
そこで特別ルールとして、「タイブレーク」があるわけです。


言葉の意味は、「tie(均衡)を break(破る)」です。


タイブレークは、0(ゼロ)1(ワン)2(ツー)…と数えていきます。
たとえば、1−0の場合は、ワンゼロです。


どちらかが7点(ポイント)取ると勝ちになります。
そして、このタイブレークにも2点差を付けないといけないルールがあり、ライブレークの場合は、2点差が付くまで終わりません。


しかしタイブレークの場合は、1ラリーが1ポイントになりますので、勝負がつきやすいです。
サーブとリターンの交代も通常のゲームとは違ったルールで試合を進めることになります。

ぐっど
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タイブレークは試合の流れが早いので、1ポイントも相手にやらない気持ちで行なうのが勝つコツです!

ウィンブルドン選手権大会の特別ルール

ウィンブルドンには特別なルールが存在します。


①ウェアは上下白を基調にしたものでないといけない。

②最終セットは、12−12でタイブレーク突入。


ウィンブルドンでは、テニスウェアは白いものでないといけません。
これは、初代女子シングルス優勝者が、白の上下ウェアを着ていたことから始まります。


そして、最終セットは、12−12でタイブレークに突入です。
普通は、6−6でタイブレーク突入になります。


しかし、このルールは2019年から採用されたもので、それまで最終セットはタイブレーク自体を採用していませんでした!


つまり、2ゲーム差がつくまで永遠とゲームが終わらなかったんです!
昔には、最終セット70−68でやっと勝負がついたという試合があったほどです!

テニスやウィンブルドンのおもしろい歴史が知りたい方は、こちらの記事で紹介しています。

ぐっど
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テニス最高峰のウィンブルドン大会は、いろいろと楽しめるポイントがあります!

まとめ

ぐっどブログでは、「テクニック」と「基本」のどちらも解説して、「基本」があるから「テクニック」が活きてくることを解説していきます。

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もし、よろしかったら、感想や抱えている問題など、なんでも結構ですのでお問い合わせからご連絡くださいね!


最後まで読んでいただきまして、ありがとうございます!!