![](https://tennis-goodspeed.com/wp-content/uploads/2023/09/Frame-98.jpg)
・肩を入れ方が知りたい!
・肩を入れたら何がいいの?
・ただ横を向いたらいいと思っている人
① 本当の肩の入れ方を学べる
② 強い打球を今までより楽に打てる
③ 体の開きを抑えることができる
④ 横を向くことだと思っている人をスルーできる
⑤ 肩を入れる本当の理由を学べる
⑥ 肩を入れることと横を向くことの違いがわかる
⑦ 腰を入れるのと肩を入れる違いがわかる
⑧ 「壁」とは何かを理解できる
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こんにちは!ぐっど(@good__tennis)です!
①はじめての教え子はプロ選手に。
②プロ選手の復調を複数人指導した経験あり、得意。
③本戦選手を多数育成。
④小学高学年から、コーチングをする。
⑤選手のメンタル強化も得意。
⑥公立の外部コーチの経験あり。
⑦プロ選手専属のストリンガーの経験あり。
肩を入れるとはどうすることなのか、テニスをしている人ほとんど全員がわかっていません。
「それただ横を向いてるだけですよね?」という方が多いです。
私は、小さい頃から野球を元プロ野球選手で投手の人から教えてもらっていたので、
肩の入れ方・理由は、徹底的に説明され指導されてきました。
特に投手(ピッチャー)や外野手の人は、
全員が意識する・意識していないの差はありますが、ほぼ全員ができています。
しかし、テニスで肩を入れられている人は、プロでもほとんどいませんし、
肩を入れるとは、どういう状態なのか、なぜ入れるのかを知っている人はいません。
あなたは、このブログを読むことで、
プロ選手やコーチよりも「本当のこと」を知ることができます。
「横を向くこと」や「腕を横に引くこと」が「肩を入れること」ではありません。
今回は、『肩の入れ方とその理由』についてです。
肩を入れる方法「3ステップ」
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では、さっそく「肩を入れるとは?」から、みていきましょう!
肩を入れるとは?
肩関節を内に絞ることをいいます。
下記の画像が「肩が入っている状態」。
![](https://tennis-goodspeed.com/wp-content/uploads/2023/09/Frame-122.jpg)
たとえば、横を向くだけなら、「横を向いてください」と言えばいいだけです。
腕を内に引くだけなら、「腕を内に引いてください」と言えばいい。
わざわざ謎掛けのように「肩を入れる」と言わなくていいわけです。
多くの人が、「肩を入れること」とは、「腕を内に入れること」だと思っています。
「腕を内に入れる」だけなら、肩を入れるメリットが、「肩が開かない」だけで、
肩を入れる正しい方法と、一番のメリットを知らないから間違えるわけです。
では、「肩を入れる本当の方法」と「肩を入れる一番の理由」をみていきましょう!
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「正しい知識&方法」と「間違った知識&方法」を、皆さんがご自身で取捨選択して、テニスを楽しむ・上達していけるように解説していきますので、最後まで読んでくださいね。
① 腕を伸ばす
まず、下記の画像のように、腕を伸ばします。
腕が曲がっていると、絶対に肩は入りません!(あとで説明します)
![](https://tennis-goodspeed.com/wp-content/uploads/2023/09/Frame-127.jpg)
② 手(腕)はボールがつかめる位置へ
手(腕)の位置を、下記の画像のように、ボールを掴めそうな位置までもってきます。
つまり打点の位置まで、手(腕)を移動させます。
これは、身体力学で、真っ直ぐ相手に向けているより、少し内側に入れる方が、
打点にパワーが乗りやすくなるためです。
その証拠に、サーブを打つ時は、手(腕)を上にあげますよね?
同じ理屈です。
![](https://tennis-goodspeed.com/wp-content/uploads/2023/09/Frame-132.jpg)
③ 手のひらをボール側に向ける
最後、下記の画像のように、手のひらを飛んでくるボール側に向けます。
つまり、打ってくる相手側に向けます。
これでようやく肩が入った状態をつくれます。
手のひらを内(内側・自分側)に向けていると、肩は絶対に入りません。
これもあとで、理由を説明していますので、興味があれば読んでみてください。
![](https://tennis-goodspeed.com/wp-content/uploads/2023/09/Frame-130.jpg)
下の画像は、肩が入っている状態と入っていない状態ですが、
肩を入れるとはどういう状態のことかを知っていないと、このように見てもわからないかも知れません。
![](https://tennis-goodspeed.com/wp-content/uploads/2023/09/Frame-120.jpg)
![](https://tennis-goodspeed.com/wp-content/uploads/2023/09/Frame-126.jpg)
左の画像が、肩が入っている状態。右の画像が、肩が入っていない状態。
わかりやすいように、右の肩が入っていない状態では、腕を体の前まで「引いて」います。
腕も引くだけでは、肩は入りません。
肩を入れるという状態を、ちゃんと知っている指導者からすると、すぐにわかります。
もう2つ画像を用意しました。
![](https://tennis-goodspeed.com/wp-content/uploads/2023/09/Frame-140.jpg)
![](https://tennis-goodspeed.com/wp-content/uploads/2023/09/Frame-141.jpg)
![ぐっど](https://tennis-goodspeed.com/wp-content/uploads/2023/06/3.png)
一番わかりやすいのは、野球のピッチャーが投げるとき、必ずグローブは相手(バッター側)を向いていますよね?(下記画像)
この形が、「肩を入れている本当の状態」です!
![](https://tennis-goodspeed.com/wp-content/uploads/2023/08/Frame-103.jpg)
![](https://tennis-goodspeed.com/wp-content/uploads/2023/08/Frame-106.png)
肩を入れる理由
![](https://tennis-goodspeed.com/wp-content/uploads/2023/09/Frame-125.jpg)
![ぐっど](https://tennis-goodspeed.com/wp-content/uploads/2023/06/3.png)
次は、「肩を入れる理由」です!
最小の動きで大きなパワーを生みだせる
肩を入れる一番の理由は、
肩を絞った状態から、脱力することで元に戻る「勢いをパワーに変換できること」です。
簡単に証明できる実験があります。
テニスボールを遠くに投げようとしてください。
その時、手のひらを内(後ろ・自分側)に向けて投げるのと、
外(前)に向けて投げるのを試してください。
必ず外に向けた方が、遠くまでボールを投げられます。
つまり、内に向けるとパワーが出せないことを意味し、
外に向けるとパワーが出せることを意味します。
これが、人体力学・身体力学に則った昔ながらの肩を入れるという超基本技術です。
テニスでも言えるわけです。
特に、テニスではラケットを振り出すとき、なるべく力を使いたくありません。
振り出しに力を使うと、その分だけ打点で力が入らないからです。だから、テイクバックのときにできるだけ脱力をするように教えられるのはそのためです。
肩を入れると、振り出しのとき、肩を絞った関節を解放することで、重力と関節の戻る勢いを利用して、無駄な力を使うことなく振り出せる利点があります。
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関節を正しく使うことで、パワーに変換することを「基本技術」といったり、
身体力学といいます。
肩の開きを予防できる
多くの人は、肩の開きを予防するためだけに、肩を入れると思っていると思います。
しかし、これは2番目の理由です。
肩の開きを予防する程度なら、別に「肩を入れる」必要はないからです。
ただ単に横を向けばいい。
このように「俗説」で、副産物程度の理由を一番だと思い込んでる技術は、
他にもたくさんあります。
特に、欧米人の技術を参考にしている人は、勘違いしてる人が多い。
それは、欧米人と日本人の重心の位置が違うので、
欧米人には長所となる技術が、日本人には短所となるからです。
たとえば、オープンスタンスなんて日本人がすると、
無駄にパワーを損なっているだけです。
それは、欧米人は上半身が強いので、オープンスタンスでもパワーを出せますが、
日本人は下半身を使わないとパワーがボールに乗せられないのが原因です。
その証拠に、欧米人はボールを投げるor打つ時、
前を向いたまますごい速いボールを投げるor打つことができるのに対して、
日本人は、前を向いたまま投げるor打つ動作をしても、
まったくいいボールを投げるor打つことができないことでわかります。
![ぐっど](https://tennis-goodspeed.com/wp-content/uploads/2023/06/18-150x150.png)
他にも「天才のマネ」をしても、普通の人はできないこと、
練習では良いボールを打つのに、試合では打てなくなる「技術」があります。
これらは、メンタルの問題ではなく、技術の問題が大きいです。
技術の問題が、メンタルに影響してるからで、根本原因は技術です。
つまり「基礎技術・基本技術」ができていないことが原因です。
肩が入っていない例【写真で説明】
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![ぐっど](https://tennis-goodspeed.com/wp-content/uploads/2023/06/3.png)
次は、「肩が入っていない例」をみていきましょう!
ただ横を向いてるだけ
下記の画像のように、ただ横を向いてるだけでは、肩は入りません。
それなら「横を向いてください」と言えばいい。
「肩を入れてください」と言う必要はないです。
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![ぐっど](https://tennis-goodspeed.com/wp-content/uploads/2023/06/3.png)
下半身を横に向けることと、肩はまったく関係ありません。当たり前ですが…笑
肩ではなく腰が入っているだけ
下記の画像のようにすることを、「肩を入れる」と説明する人がいますが、
これは、腰が入っているだけです。
肩が入っているとは、絶対に言えません。
ただ、実は日本人には、肩を入れるのと同じぐらい腰を入れるのは大切です。
それは、下半身が強い日本人は、下半身で上体を安定させて、下半身でパワーを生み出すからです。
欧米人は、上半身が強いため、腰も肩も入れずにすごいパワーを生み出すことができます。
それでも、全身を「正しく」使った日本人のパワーには勝てません。
その証拠に、野球では欧米人にパワー負けした…なんて聞いたことがありません。
「パワー負けした、パワー負けした」というのは、
日本人なのに、欧米人の真似をして、逆にパワーを損ねているからです。
当然ですが、
生まれながらの才能によるパワーに大きな差がある場合は、勝てません。
プロとアマチュアの大きな違いは、生まれながらのパワーの差に違いがありすぎるからです。
つまり技術の差ではないということです。
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欧米人には欧米人にあった正しい体の使い方があり、日本人には日本人にあった正しい体の使い方があります。
欧米選手に勝ちたいなら、日本人の強みとその選手の強みを鍛えることが大切です。
腕が曲がっていると一生肩は入らない
下記の画像のように、腕が曲がっていると、肩は絶対に入りません。
それは、体の構造上そうなっているからです。
たとえば、格闘技で関節を固めるときに、腕を曲げないと決まらない技と、腕を伸ばさないと決まらない技があるのは、体の構造上の問題でそうなっているからです。
同じ理屈で、腕が曲がっていると、肩は一生入りません。
欧米人にも負けない強く重いボールを打ったり返したりするには、
全身を正しく使って、最小の労力で最大のパワーを出せるようにすることが大切です。
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腕が曲がっていても、無理やり入れることは可能ですが、その分のマイナスの方が大きくなり、意味がないです。
手のひらが内を向いてると肩は入らない
下記の画像のように、手のひらが内(自分側・後ろ側)を向いていると、肩は入りません。
これも、手・腕・肩の体の造りのせいです。
無理に入れようとすると、逆に「力み」が生じて、肩をいれる意味が少なくなってしまいます。
これでは、技術としては、下の下になります。
1万円の商品(メリット)を買うのに、10万円(デメリット)出す人はいないでしょう、
という話です。
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日本人は肩だけ入れても生みだせるパワーは少ない
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次は、「壁を作らないと日本人はパワーがでない」をみていきましょう!
壁を作らないと日本人はパワーを出せない
元も子もない話ですが、日本人は「肩をいれるだけ」では十分なパワーが出せません。
理由は、日本人の長所は下半身にあるからです。
欧米人は、上半身が強いので究極「肩を入れなくても」強いパワーを出せます。
しかし、日本人は下半身を鍛え、下半身のパワーをボールにぶつけないと、強いパワーが出ません。
正確には、下半身の力(結果的に体全体)は上半身を上回ります。
だから、世界にも通用するパワーを出せる。
野球が世界一になれるのも、下半身を使っているからです。つまり体全体を上手く使っているから。
欧米人は、体全体を上手く使うことができません。手足が長く体が大きいからです。
ここに欧米人の弱点があります。
しかし、フェデラーのすごいところは、体全体を上手く使うところにあります。
だから強いわけです。パワーと正確さを再現よく高レベルに行なうことができるから強い。
フェデラーの強みをフォアだとか、バックだとかの「テクニック」だと思っている人がほとんですが、
彼のすごいところは、体の使い方だと断言できます。
これで、テニスが世界で勝てない理由がはっきりわかると思います。
理由は2つ。
①欧米人にあった技術を真似ているから。
②日本人の長所である下半身より「体幹(肩と骨盤を結んだ面)」、つまり上半身を鍛えているから。
つまり欧米人を真似してるから、弱いわけです。
もう一つ、日本人の強みは、「敏捷さ」です。
錦織選手が強い理由も実は、この敏捷さ…つまり動きの早さにあります。
これは、錦織選手と戦った選手が全員、口を揃えて言うことです。
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私は、日本人にあった技術と体の使い方をすれば、確実に世界で勝てると思っています。
テニスも。
壁とは何?
壁とは、膝・腰・肩を中心にして姿勢を造り、押されてもグラグラしない状態のことをいいます。
つまり、壁はパワーを生み出す「支点」の役割をします。
あるいは、「溜めを作るための土台」です。
これができないと、パワーを溜められません。
支点がないテコと同じです。
だから、日本人はオープンスタンスでは強いボールを打てない。負けるわけです。
トップのコーチは、絶対にオープンスタンスを良しとしないのは、これが理由です。
しかし、欧米人は先程も解説したとおり、上半身が強く、前を向いたままでもパワーを出せるので、オープンスタンスで打っても良いわけです。
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敏捷さがある日本人は、
オープンスタンスで打つのではなく、早く動いて踏み込んで打つことが大切!
壁を作らないといけない日本人特有の理由
先程も話した通り、
日本人は、下半身の力を最大限パワーに変換しないといけないからです。
これは、世界と戦う上で絶対必要な超基本技術になります。
今の日本のテニスは、下半身を使えている選手は少ないので、
誰でも上位にいけるチャンスがあります。
![ぐっど](https://tennis-goodspeed.com/wp-content/uploads/2023/06/13-150x150.png)
ジュニアの日本選手が世界で強い原因は、
日本人のような体の小さい民族は若い16歳頃には体ができあがりますが、欧米人のような体の大きい民族は、体ができるのが成人になってから、だからです。
つまり大人と子供が戦っているのと同じ。
だから、欧米人が成人になったら、日本人は勝てなくなる。
で、欧米人を真似する。悪循環になって、ますます勝てなくなる。
サーブでもパワーの伝わる形があります。
興味がある方は、下記にリンクを張っておきますので、ご覧ください!
まとめ(なぜテニスでは誰も知らないのか?)
今回は、「肩を入れる方法と理由」でした。
いかがだったでしょうか?
ぜひ参考にしてくださいね!
理由は、下記の2つのどちらかです。
①欧米人の技術を「そのまま」取り入れているので、必要ないと思っている。
②誤解している(or肩を入れていると勘違いしている)
私は、元プロ選手の数人とコーチをしてきましたし、
複数のプロ選手とも色々な話をしてきました。
だから、言えます。
ほとんどの人が、肩の入れ方を分かっていない。知らない。
そして、必要ないと思っている。
だから、日本のテニス界は世界でなかなか勝てないです。
言い訳として、「パワーが違う」という。日本人の強みを使っていないので当然です。
では、他のスポーツでは、世界に通用してるのはなぜ?とは、考えない。
昔、武士の世、北条氏が「元(げん・元寇)」を退けた理由が神風だと本気で思っている人はいないでしょう。神風(台風)が来るまえに、内陸部に侵入してたら良いわけですから。
戦国時代、世界が日本を恐れ、アジアで植民地にならなかったのは日本だけです。
戦国時代に、世界で一番強い国は、日本だったという研究結果もあるぐらい。
日本人のパワーは、世界で通用しないんじゃありません。
野球でもボクシングでも、他のスポーツでも証明していますよね。
そして、本当の日本の強さがどこにあるかは、野球をしてきた私は痛いほど知っています。
私の夢は、
世界に通用するテニス選手を育成すること。
そして、何より日本人の本当の強い部分である「心」を、
もう一度多くの日本人に広く知ってもらいたい。
つまり、心の学問(修身の学問)で、日本の幸福度を上げること。
多くの日本に住む人が、幸せに暮らせる日本の「誇り」と「心」を広めることです。
脱線しましたが、
肩を入れる大切さが、どこにあるかの理解に、お役に立てたなら嬉しいです!
![ぐっど](https://tennis-goodspeed.com/wp-content/uploads/2023/06/4-150x150.png)
すこしでも、皆さんのテニスライフと人生の役に立てたなら、これほど嬉しいものはありません。
もし、よろしかったら、感想や抱えている問題など、なんでも結構ですのでお問い合わせからご連絡くださいね!
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございます!!